2016年6月27日から28日に、藤原忠彦村長の御招待を受け、グエン・クオック・クオン大使は、日本の一流の高品質農業生産拠点の1つ、農業発展の奇跡の村、夏場の日本野菜市場の70％を提供している長野県川上村を訪問しました。

グエン・クオック・クオン大使は、藤原忠彦村長、渡部光村議会議長、井出庸生衆議院議員（長野選挙区）及び村の代表的農家と意見交換しました。

藤原村長は、ベトナムとの協力強化を高く優先化することを強調し、高品質農業において実習、また留学のベトナム実習生と農業学生を更に受け入れたいと言いました。

村の代表的農家の殆どがベトナム人材の品質、両国民の文化的共通点及びお互いへの厚情を大変高く評価し、沢山のベトナム実習生と農業学生が村に実習、また留学に来られるように、両政府から便宜を引き続き図って頂きたいと述べました。

グエン・クオック・クオン大使は、ここ数十年間にわたり、村の飛躍的発展、貧しい村から年間売り上げ240億円、農家一戸平均売上4千3百万円（40万米ドル以上）の日本の一流の代表的村に奮闘したことに深い印象を受けました。大使は、実習生、留学生に限らず、技術、生産・保管・高品質野菜消費の経験において、川上村とベトナムの各地方、生産と教育拠点の協力強化のための困難除去を目指し、村と共に歩んで行く決意を確認しました。大使は、ベトナムの幾つかの地方、特に相応しい条件のある地方で奇跡の村の発展モデルを導入する決意を表明しました。

訪問中、グエン・クオック・クオン大使は、早朝の野菜収穫中の農家、長野県の試験的農場、品種改良研究所、住友化学直属の住友農業資材株式会社の苗農場及び村の新しい発展モデルの医療福祉と教育拠点を訪問しました。