2015年12月7日に、グエン・クオック・クオン駐日ベトナム大使は、今後、保健と労働におけるベトナム日本協力の強化方策について、協議するために、塩崎泰久厚生労働省大臣と面会しました。

グエン・クオック・クオン大使と塩崎大臣との面会

 塩崎大臣は、広範なベトナム日本戦略的パートナーシップが、厚生労働省の担当分野を含む、全ての分野において力強く発展していることを高く評価しました。保健協力について、大臣は、2014年3月18日付のベトナム保健省との協力覚書に基づき、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ、高齢化社会、振興感染症と再興感染症の予防・抑制・管理、災害対応、人材開発、医薬品、医療機器、電子医療技術等、協力を強化したいと述べました。塩崎大臣は、日本政府が大戦後、栄養士の育成を重要視し、ここ数十年間、日本国民の体力と労働生産性の向上に貢献し、日本子供達の飲食品質を確保するために、学校へ栄養士を派遣し、この分野において経験を共有し、ベトナムを支援する用意がある旨を言いました。

労働協力について、塩崎大臣は、日本政府、労働組合、企業が、在日本ベトナム技能実習生・労働者に対して、真面目で勤勉で働いていると前向きな評価をしていると述べました。沢山の日本企業が、ベトナム技能実習生・労働者を更に受け入れたいと考えているようです。日本厚生労働省は、技能実習生の実習・労働期間の延長、受け入れ業種の拡大に関するベトナム側と日本関係機関の提案を積極的に検討していると言いました。職業訓練における対ベトナムへの支援を積極的に継続し、今後の来日のベトナム技能実習生選定の周到な準備を期待している旨を述べました。

グエン・クオック・クオン大使は、塩崎大臣の前向きな御評価を感謝し、ベトナム政府、関係者、企業が、両国の法律に合致し、両国民の利益にこたえ、保健・労働分野における協力を強化するために、努力していると確認しました。